梁川天神社写真
社 名 梁川天神社 合祀
鎮座地 福島県伊達市梁川町上町十番地
由  緒 ・ 沿  革
 福島県伊達郡梁川町字上町に鎮座する当社は、菅原道真を祀る天満宮で、伊達氏の先祖が勧請したと伝えられる。代々梁川城主伊達氏の信仰が篤く、天正4年には伊達晴宗が現地に社殿を造営した。伊達郡東根六十六郷の総鎮守でもあった。
 東照宮は、享保14年(1729)尾張徳川家の分家である梁川藩主松平通春が、天神社の相殿に合祀したと伝えられる。この梁川藩は、天和3年(1683)尾張徳川家2代目光友の3男義昌が別家して3万石を領したのに始まる。通春は尾張家3代目綱誠の19男として生まれ、享保14年に梁川を継いだが、同16年に尾張家を継ぐことになる。なおこの通春とは、将軍吉宗の享保改革を批判したことで知られる尾張家七代目の宗春である。このとき梁川藩は廃され、後は天領となって陣屋が置かれた。
(家康公と全国の東照宮 高藤晴俊 著より)

戻る