仙台東照宮写真
社 名 仙台東照宮 主祭神
鎮座地 宮城県仙台市青葉区東照宮1-6-1
御  由  緒 ・ 沿  革
 仙台市の北東に位置するこの丘陵は玉手崎とよばれ、遠く蒼海を望む風光明媚な場所である。 天正19年(1591)、徳川家康公が葛西大崎一揆の視察を終えて帰途のおり、この地で休息され、御祭神に選ばれたという。
 二代藩主伊達忠宗公は、東照大権現を伊達家の守護神としてお祀りするため慶安2年(1649)5月に、東照宮造営を3代将軍徳川家光公に願い出て許しを得同年8月に普請始を行い、本殿、唐門、透塀、幣拝殿本地堂、御供所、御厩、鐘楼隋身門、石鳥居、別当寺仙岳院、御旅宮等が完成したのは着工以来5年後の承応3年(1654)3月である。
 以後、伊達家の守護神として歴代藩主に崇敬され、明暦元年(1655)より9月17日を祭礼日と定め、藩主在国の年には城下の町々に命じて御輿渡御の先駆として山車を出さしめ、領内最大の祭りであった。この祭りを仙台祭りと称し、江戸時代末期まで盛大に行われた。
 明治維新後、藩の保護を離れたため境内は一時荒廃したが、氏子の努力により整備され、明治12年郷社に列し、大正4年には県社に昇格した。大正10年4月、明治以降中断していた御輿渡御が再興され、盛大に祭礼が執り行われた。
(由緒書より)
旧別当寺−眺海山仙岳院康国寺

戻る