旧東照宮と権現台場跡
所在地 北海道函館市神山3-18-1
 東照宮は、元治元年(1864年)五稜郭が完成した時、その鬼門(東北)の守護神として上山村(現 市内神山町)に建てたのが始まりである。
 明治元年(1868年)五稜郭を占拠した旧幕府脱走軍は、翌2年五稜郭北面守備のため四稜郭を急造、さらに五稜郭との重要な結節点にあたる東照宮に砲台(権現台場といわれている)を設けた。しかし同年この砲台は新政府軍の攻撃を受け、東照宮も社殿を焼失した。
 東照宮は、その後函館の天祐庵(現在の青柳町 天祐寺)など転々としたが、
明治12年(1879年)宝来町に移り、平成3年(1990年)に陣川に移転した。
 この大鳥居は、五稜郭や弁天台場の石造りを担当した石工 井上喜三郎の作で
函館戦争の砲火にも壊されずこの地に残った。(案内板より)

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