寺 名 | 台 運 寺 | ||
住 所 | 福島県二本松市竹田2-142 | ||
宗 派 | 山 号 | 院 号 | 寺 号 |
浄土宗 | 九品山 | 大慈院 | 台運寺 |
縁 起 ・ 沿 革 | |||
明治十一年(1868)県に提出した「岩代国安達郡寺院明細帳」によると、寛永二十年(1643)四月二十日生誉学山により開山され、同年七月八日に創建されたと記されています。また、『二本松寺院物語』には、正保元年(1644)に城の北西一の丁山に移り、慶安三年(1650)鹿子田館にあった鏡石寺を池の入蔵場山に移して、その跡地に壮大な寺院を造営し、のち寛文七年(1667)現在地に移ったとされています。 徳川二代秀忠・六代家宣・七代家継・九代家重・十二代家慶の五将軍の尊牌を安置した御霊屋を設けたのは芝の増上寺の例にならったもので、江戸時代には山門に葵の御紋章が付けられていたといわれています。しかし、寛政十二年(1800)三月火災により山門や御霊屋などが焼失しました。 現在は院内に葵紋章の付いた大きな厨子があり、各将軍の霊牌が納められています。なお、当寺には二代・四代・六代藩主の生母や他の藩主の側室、女中方の霊牌があり、大隣寺が代々藩主の男寺(墓)と称されるのに対して、女寺(墓)といわれています。 (広報にほんまつ2000。8より) |