社 名 | 平 野 神 社 | |
鎮座地 | 三重県いなべ市北勢町平野新田3 | |
祭 神 | 松平定綱公 | |
由 緒 ・ 沿 革 | ||
寛永一三丙子年(1636)桑名領主松平越中守定綱公が加治清左衛門に命じて、東貝野村悟入谷より用水を引き此の地方を開墾させた。定綱公の子松平摂津守定良公は父君の霊を御殿という所に祀っていたが、のち村民の願望によりこれを氏神とし、御霊大明神と尊称し奉斎したのが当社の創始である。領主からは代々祭祀料などの供進があった。『天明四年(1784)御領内控記』には、「氏神御霊大明神・山神」とあり、『明治五年(1872)の村明細帳』には、「神祠は平野神社・火産霊神社・山神」とある。『員弁雑誌』には、「御霊大明神 村より八町鼓村の南、字御殿と云う所に在、本社東向拝殿在、祭神『草刈笛』に曰、平野社蓋後人祀大鏡公と云々、当村の産土神にして例祭八月二〇日。一説云、当社は元鼓・南・北中津原・其原五ケ村立会の社なりしが当今にては当村の産土神と敬うと。山神 小祠也」とある。 (三重県神社庁より) |